モーニングピース

hibinoo2004-05-27

ようやくONOYOKO展へ行ってきた。今まで雑誌の中でしか彼女の作品を見た事のない私はただでさえ心が躍る。そわそわした気持ちを抱きつつ場所へと向かった。
私の出会いはプラスティック・オノ・バンドだった。当時バンドをやってた私は一曲カバーをしていた。その当時は歌詞には目もくれず曲の良さだけでとても好きな曲だった。ミュージシャンなのだと思ってた。それからしばらくたってオノヨーコ自体にとても興味をもった。「ただの私」「グレープフルーツ」を読みその興味は尊敬へと変わった。もらった雑誌でいままでの作品を知ることができ足跡をたどることができた。なので今回は本当に念願だった。
並べられた作品はどれもユーモアがあって小さなメッセージが添えられている。自分はその指示に従いいろいろな想像をし思い描く。見たかったおしりの映画もみれた。そしてカットピース。映像にしばらく釘付けで、見てるこちら側にもとてつもなく緊張感が伝わる。意思をしっかりと持ち、前を見据えるその姿に涙が出てきた。とても胸打たれ印象的だった。
人を介してアートが存在する。そこでも何かしらのコミュニケーションが生まれている。わたしのこころに確実に届くきもち。それを消化し周りの人に伝える。うん、なにか動きそうな気がしてきた。